動きをめぐる研究会「聞くことの実験、その2」

 7月9日に開催された動きをめぐる研究会「聞くことの実験、その2」の様子を伴戸千雅子さんが書いてくださいました。

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昨年参加させて頂いた試演会「見ないダンス」でご一緒した川瀬亜衣さんと伴戸さんと、当初3部構成のワークショップを予定していましたが、時間的に2部になりました。

川瀬さんのは空間を味わうことで自分のコンディションを知り、居心地のよい場所、態勢でどんな声がそこに合うか出してみる内容でした。言葉によらない身体の在り方や、音として聴くことを丁寧に探ったように思います。

私はソケリッサのアオキさんのワークショップを受けた直後で、アオキさんがされた「自己紹介の中で嘘をつく。その後言葉を振付としてプレゼントする」というのが、ものすごく印象に残っていて逆の「全部嘘の自己紹介をして、1つでも本当のことを言う」をさせて頂きました。

また、言葉と動きを交互に行う伝言ゲームもさせて頂きました。これは、2020年の夏頃から二条にあるCafe Phalamさんで子どもたちと始めた「ゆくゆくダンス」からの派生的なワークでもあります。言語と非言語の間を探る実験のような遊びをする中で、自分の伝え方を見つけたり、想像したり、瞬発的な発想からアイデアを発展させたりするようなことです。

予定していた伴戸さんのワークは、もっとフィジカルで直接相手に触れ、相手の身体を開きながら、相手の動きが自分の動きになっていくような内容でした。次回このワークも含めて又一緒にワークショップが出来たらと願います。

今回伴戸さんからお話を頂いた時に、和田ながらさんの言葉を伝えきいて印象に残ったので記しておきます。このメモは、ながらさんの言葉+伴戸さんの創作+私の聴き取りと創作がまじっています。

「お客さんも得られる情報から創作する。聞こえてきたものを膨らませる。わかる/わからないの価値観を自分でつくってしまう。受け取ったものを自分のものとして受けいれていく。」

「聞こえてきたものを何かと判断するではなく、受けとめる。見ないとわからないでもなく、二次創作を肯定する。」


ここまで書いてなんですが、ながらさんは「二次創作を肯定する」とは言われ、そこに伴戸さんの言葉が足されているはずですが、もしかしたら私が創り上げた二次創作か嘘かもしれません。段々確信が持てなくなってきたので終わりにします。読んで頂き、ありがとうございます。